金沢大学発の世界をリードする革新的原子間力顕微鏡(AFM)技術を使ったバイオ研究と次世代のAFM技術などの開発を推進するために、金沢大学は2010年10月1日にバイオAFM先端研究センターを設立しました。この設立は、金沢大学における研究活動を更に強化するために金沢大学が採る主要な戦略の一つです。
本センターでは、高速AFM研究開発部門で研究を遂行するテニュア・トラック助教を求めています。この部門は、生体分子や細胞の構造とダイナミクスの解明に資する高速走査型プローブ顕微鏡(高速SPM)及び周辺技術の開発にフォーカスして研究を行います。また、他の部門で行うバイオイメージング研究に装置・技術面で協力し、イメージング研究に関わります。また、開発した装置・技術によるバイオイメージング研究を自ら推進することも奨励されます。バイオAFM装置の開発、イメージングに関する我々のこれまでの研究及び現在進行中の研究の内容はこのセンターのホームページ、及び、安藤部門長と福間部門長の研究室ホームページ(ニュース & リンクを参照)に記載されています。
本公募で採用されるテニュア・トラック助教は、5年終了後研究業績のレビューを経てテニュア准教授へ昇任、或いは、テニュア助教として採用可能です。テニュア・トラック制度に関する規定については、下記のURLをご覧下さい。
http://www.kanazawa-u.ac.jp/internal/staff/regulations/index.html
http://www.t.kanazawa-u.ac.jp/collegeschool/20_se/helpwanted/index.html
金沢大学は雇用の機会均等を重視する大学であり、国内からの応募はもとより、海外からの応募、女性研究者からの応募を奨励しています。男女共同参画の詳細については下記のURLをご覧下さい。
http://cdl.w3.kanazawa-u.ac.jp/index.html
候補者は、博士の学位をもち、あるいは、着任までに博士の学位を取得見込みで、以下の諸分野の少なくとも1つの分野で研究経験を有する必要があります:実験物理学、応用物理学、ナノ物理・工学、生物物理学。SPM研究の経験は必ずしも必要ありませんが、ソフトウェアプログラミング、電気回路設計、機械設計のいずれかの経験があることが必要です。
高速AFM研究開発部門は3名の研究者で構成される予定です:安藤敏夫教授(センター長、及び、部門長)、内橋貴之准教授、1名のテニュア・トラック助教(本公募で補充)。
教育:研究に専念することが求められますが、学生の研究指導も行って頂きます。
研究予算:未だ確定的ではありませんが、初年度1,000万円、次年度500万円が研究のスタートアップとして金沢大学から支給される予定です。本センターは高速AFM装置1台とその他の設備を用意します。また、本センターの資金でも研究を支援しますが、自身の研究資金を外部から獲得する努力も求められます。
応募書類(自由形式):@履歴書、A研究業績リスト、B主要な論文の電子コピー、Cこれまでに獲得した研究資金のリスト、Dこれまでの研究の概要と得意技術(A4, 2ページ)、E研究の抱負(A4, 1ページ)、F候補者の所見提供可能な参考人2名のリストを以下の電子メールアドレスに送ってください。日本語でも英語でも構いません。
バイオAFM先端研究センター長 安藤敏夫教授
E-mail:
tando@staff.kanazawa-u.ac.jp
応募締め切り:2012年2月29日必着。採用者は2012年6月1日に着任して頂きます。
その他:面接及びセミナーをお願いすることがあります。 |